中学受験は家族の「歴史」です。

本人の意思とは関係なく始めた中学受験。でも、それがいつの間にか家族全員の共通目標となる。だから、中学受験は、家族の歴史の貴重な1ページになるはずです。中学受験真っ只中の皆さんに、何か役に立つ情報を発信していきたいと思います。

合格者数

各学校の合格者数がほぼほぼ確定して、どこの塾がどこの学校に何名合格者を出したとか、この校舎はあの学校に何名合格者を出したとか、そういったチラシが入る時期となりました。

  

では、検証です(すみません、一番宣伝効果の高い学校で)。

 

塾の宣伝効果の高い2020年の開成中合格者の多い順に塾を並べてみると(在籍者数は公表している塾のみ)。

 サピックス    286人(昨年273人)在籍者6,000人

 早稲田アカデミー 111人(昨年103人)在籍者5,700人←SPICA合格者25人含む

 四谷大塚     104人(昨年110人)

 日能研      38人(昨年42人)在籍者1万人前後(噂)

 浜学園      24人(昨年24人)

 市進グループ   17人(昨年12人)

 栄光ゼミナール  16人(昨年19人)←Z会エクタス合格者16人含む

 英進館      15人(昨年20名)

 中学受験ドクター 13人(昨年12人)

 グノーブル    11人(昨年12人)404人

 エルカミノ    10人(昨年12人)

 TOMAS      9人(昨年11人)

 フォトン      7人(昨年12人)48人

 臨海セミナー   7名(昨年不明)

 希学園       7人(昨年5人)128人

 ジーニアス        5人(昨年4人)247人

 

全部足してみると、679人。

 

では、2月3日発表の合格者が、学校の発表では397人。

その後の繰り上げ合格者は、噂によると60人ちょっと。

つまり、学校が合格を出した数は合わせて約460人。

 

塾の合計と200人以上違う!!!

 

よく、早稲田アカデミーの合格者数は四谷大塚に含まれていると言われているので、それを差し引いても100人以上違う!

 

となると、ダブルスクールが考えられますね。

大学の合格実績と同じようなものかも。

 

サピックス生が早稲田アカデミーのNNクラスにも在籍していたり、大手塾に通う子が中学受験ドクターやTOMASにも在籍していたり、算数単独塾が含まれていたり、よく聞く話です。

 

余談ですが、開成中も、年々、繰り上げ合格が早まっています。

サピックスで言えば、2月7日に26名も合格者が増えたので、前日の筑駒の合格発表があった6日に繰り上げ合格の連絡が各ご家庭にあったのでしょう。

 

繰り上げ合格の連絡早期化は、他校でも同じような状況にあるようです。

今やネット出願中心で、合格がネットで判明するとその日のうちに入学金の決済を済ませなければならない関係上、合格発表当日の夜には、辞退者数が学校側で判明するからです。

 

 

なお、驚いたのは、英進館という九州最大規模の塾です。

2020年は開成だけでなく、麻布にも13人合格しているんですね。

 

単なる記念受験なのか、本当に東京に親子で引っ越して通学するのか不明ですが、九州から開成を受験している子がいる聞いてはいましたが、毎年10人以上合格者がいるとは。

 

驚きました。

 

 

では、また。