中学受験は家族の「歴史」です。

本人の意思とは関係なく始めた中学受験。でも、それがいつの間にか家族全員の共通目標となる。だから、中学受験は、家族の歴史の貴重な1ページになるはずです。中学受験真っ只中の皆さんに、何か役に立つ情報を発信していきたいと思います。

通知表

中学入試の学校説明会が本格化する時期を迎えました。

 

先日、海城中の説明会に行ってきましたが、「おやっ?」と感じたことがありました。

 

インターネット出願とは別に、郵送で「通知表」のコピーを提出しなければならなくなったようです。

 

合否には関係ない旨の説明はあったかと思いますが、やはり気になります。

 

海城中も、現在の校長先生が3年前に就任して以来、先生方も結構入れ替わり、改革の最中です。

 

となると、入学するであろう生徒についても、通知表の「所見」に担任が書いた内容によっては、合格をお断りする…ということも考えられなくはないです。

 

要は、勉強はできるが生活態度がちょっと…というお子さんは遠慮願いたい、ということでしょうか。

 

最近は、通知表の提出を求める学校は減ってきているとはいえ、筑駒や桜陰ではまだ提出が必要です。

 

学校側としても、2020年から行われる大学入試改革に向けて、求められる学力を身につけられているか、入試問題で判断しようとしています。

 

さらには、グループで討論をしても、自分の意見だけ主張するのではなく、他の人の意見も聞いて、自分の頭で問題を解決する方法を考える、さらには学習した内容を自分でまとめ、理解し、それを他の人がわかるように説明する、そういった学習姿勢のある子ができるだけ多く欲しい。

 

となると、出題内容に対する回答だけで、それを判断するのは極めて難しい。

 

 

通知表等を利用して、小学校の活動に真剣に取り組んでいたか、塾に追われて不規則な生活を続けた結果、遅刻や休みが多くないか、そんな点でボーダーラインの子の合否を判断するのではないでしょうか。

 

 

中学受験が本格化すると、我が子の学習態度や出席状況は疎かになりがちですが、最低限のこと、当たり前のことは、「やろうね」と親が伝えるべきですね。

 

では、また。