中学受験は家族の「歴史」です。

本人の意思とは関係なく始めた中学受験。でも、それがいつの間にか家族全員の共通目標となる。だから、中学受験は、家族の歴史の貴重な1ページになるはずです。中学受験真っ只中の皆さんに、何か役に立つ情報を発信していきたいと思います。

東大合格者2019 & SPICA

今年も学校別の東大合格者数ランキングが発表になったので、来春の中学入試に影響がありそうな点をいくつか。

 

 ・開成、聖光の合格者増、現役合格率増

 ・麻布が100名の大台に乗せた

 ・聖光が灘を抜いた

 ・渋幕、駒東の復活

 ・巣鴨、世田谷の躍進

 ・豊島岡がJGを抜いた

 ・聖光と栄光の差が広がった

それ以外にも、今年の開成の中学入試の追加情報としては、入学辞退者増(筑駒だけでなく、渋幕・聖光を入学先に選んだ(地元回帰)ケース増)

 

あと、来年の開成の合格発表場所は、新たな場所になります。

4月8日から体育館の解体工事が始まり、高校校舎建替え工事が本格化するためです。

正門入って右側の体育館1階ピロティからどこに変わるんでしょうね。

 

 

東大合格者が増えた学校は現役合格者数が軒並み増なので、来年は合格者数が落ちる可能性があります。

しかし、東大合格者数を増やした学校は人気が出そうですね。

 

 

そんなことから想像すると、来春の中学入試の偏差値動向、受験生の層(楽々合格層、合格確率50%層、チャレンジ層)の構成が変わる(チャレンジ層の増減)、といったことが考えられます。

 

 

さて、東京・自由が丘に、SPICAという塾があります。

「上澄みのさらに上澄み」といった頭脳を持ったお子さんしか入塾できない早稲田アカデミーの別ブランドの塾のようです。

 

早稲田アカデミーには、ExiVという難関校向けの都内に5つの校舎しかない塾も存在していますが、SPICAは自由が丘1校舎のみ。

 

登場して今年で3回目の中学受験生を送り出したのですが、その合格実績は、早稲田アカデミーの合格実績を間違いなく押し上げています(笑)

 

 筑駒 5→8→20

 開成 14→16→31

 灘  6→9→20

なお、小6の在籍者数は、31→40→54

 

ちなみに、早稲田アカデミー全体の過去3年の合格実績は、

 筑駒 28→33→39

 開成 95→93→103

 灘  28→34→39

 

筑駒・開成・灘の3つの合格を勝ち取る「三冠王」も相当数いる塾です。

開成は「滑り止め」とか言う噂も。

 

 

この3校の合格実績だけで見れば、SAPIXを断然上回る塾なのは確かです。

ただ、注意しなければならないのは、早稲田アカデミー在籍者だけでなくSAPIX生も「ダブルスクール」で通う塾なのだそうです。

 

料金も高めで、そもそも月額ウン十万円も拠出できる家庭にしかご縁のない塾かもしれませんが・・・ いいなぁ。

 

 

それよりも、目の前の次男の「国語」をどうにかしないと。

国語は大学入試改革を踏まえて「長文化」してますからね。

 

 

では、また。