スマホとTA
スマホとTA???
スマホは分かりますが、TAとは?
TAは、ティーチングアシスタント制度(学習支援)のことです。
開成中でもTAが存在します。
成績の芳しくない科目がある生徒については、学校からTAの「ご案内」が届きます。
我が子も、ある科目がTA常習です。
今年は開成OBの現役医学部生がTA担当で、雑談が面白いようですが、それよりも成績上げてくれよ、という親の願いは届いているのかどうか。
開成は面倒見の悪い学校と言われていますが、最近は、TAのように、全体的な底上げを図ろうとしています。
他の私立校、日比谷高などの公立校が進学実績を上げているので、面倒見が悪いままではいけないということでしょう。
でも、これだけは言っておきます。
開成は、決して面倒見が悪いとは思いませんよ。
先生よりも先に先輩が面倒見てくれますから。
さて、常習と言えば、スマホ。
開成でもスマホについては問題となっています。
中2の「学年だより」では、生徒一人一人のアンケート結果が示され、1日にゲームやスマホで2時間以上費やしている生徒の中には、実際は4~5時間以上費やしている者もいるとの結果が出ています。
「依存症と言わざるを得ない」状態です。
スマホやゲームに費やす時間が増える傾向にあり、その結果、成績不振者の増加に至っているとのコメントまであります。
先日、ゲームのやり過ぎで日常生活に支障をきたすゲーム依存症が「ゲーム障害」として国際的に疾患としてWHO(世界保健機関)が認めました。
厚生労働省の調査では、成人約421万人、中高生約52万人がゲームなどのネット依存の恐れがあると推計しています。
開成でさえ、行き帰りの電車の中や自宅だけでなく、授業中もスマホでゲームをしている生徒がいたり、複数のスマホを所有し、親、先生の見えないところでゲーム等のためのスマホを使用しているなどの指摘があります。
しかしです。
電車の中を見ても、人生の先輩でもある大人はスマホを操作している人ばかり。
活字を読んでいる大人はどれくらいいるでしょうか。
優先席に座ってスマホでゲームをしている親もいます。
食事中もスマホをいじりながら食事をしている。
びっくりです。
子供に対して、スマホ、ゲームについて小言言う前に、大人、親が同じことをしていないかどうか振り返ることも必要ではないか、と思うところです。
その上で、我が子ときちんと向き合う。
そういう親子関係でありたいものです。
では、また。