中学受験は家族の「歴史」です。

本人の意思とは関係なく始めた中学受験。でも、それがいつの間にか家族全員の共通目標となる。だから、中学受験は、家族の歴史の貴重な1ページになるはずです。中学受験真っ只中の皆さんに、何か役に立つ情報を発信していきたいと思います。

今年の中学受験

今日は2月4日。

 

今年の中学受験生も、ほぼ進学先が決まった頃でしょうか。

 

中学受験は、3人に1人とか4人に1人しか第一志望校に合格しない、などと言われるようですが、確かに、高校受験より中学受験の方が厳しいと思います。

 

1月受験の合格校で決めた子もいれば、2月2日、3日の合格校で長い受験生活を終えた子もいるでしょう。

 


でも、まだ終わっていない子もいるんです。

 

2月4日の今日も、それらしき親子を見かけました。

 

辛いですよね。
心の中で、「あきらめずに全力を尽くして!」としか呟いてあげるしかありません。

 


中学受験の目的の一つは、「やり抜く」ことでもあると思うんです。

 

晴れて第一志望校に合格した子も、満足のいく結果が出なかった子も、6年後はリセットされて同じスタートラインに立ちます。

 

「やり抜いた」けど、結果が出なかった子は、これからの6年間、必死で頑張ると思います。

 

第一志望校に合格した子は、うかうかしていると、6年後、「逆転」されますよ。

 

受験生活が終わったら、そのことを親子共々話し合わないといけません。

 


さて、今年の出題はどんな風だったのでしょうか。

 

開成中の出題でいうと、国語が、大学入試改革を踏まえているな、という出題になり、変化しました。

 

詳しくは述べませんが、各塾で今後分析説明があろうかと思います。

 

難関校も、試験科目に英語を導入することを検討はしています。

 

しかし、大学入試改革よりも前に、その改革内容をすでに行っている難関校が多いので、試験科目に英語を導入するよりも前に、今年は本質的な部分で変化させてきた感じがします。

 

来年は、他校でも同じ出題傾向になる可能性があります。

 


余談ですが、2月4日現在、SAPIXの開成中合格者数は234名です。

 

2月11日の「招集日」以降に繰り上げ合格があります。
毎年SAPIXでも30名前後合格者が増えるため、合格者数の最高は2014年の261名でしたが、それを更新するかもしれません。

 

SAPIXはもう終わった、今や〇ノーブルだとか、早稲アカの〇PICAだ、とかいう評判もありますが、他の学校の合格者数速報を見ても、今年もやはり、SAPIXの一人勝ちのような気がします。

 

子どもの数は年々減っていても、SAPIXの小6の在籍者数は年々増えているんですよね。

 

決して、SAPIXが1番の塾だと言っている訳ではありません。

 

その子に合った塾に行かせてあげるのが大前提であり、他塾の子は、SAPIX生に負けないで頑張って欲しいんです。

 


では、また。