中学受験は家族の「歴史」です。

本人の意思とは関係なく始めた中学受験。でも、それがいつの間にか家族全員の共通目標となる。だから、中学受験は、家族の歴史の貴重な1ページになるはずです。中学受験真っ只中の皆さんに、何か役に立つ情報を発信していきたいと思います。

鉄緑会に入ってみて

以前触れた「鉄緑会」

 

長男は退会しました。

 

部活との両立は難しいので。

 

鉄緑会の復習をまともにやってると、学校の復習、考査の勉強時間がなくなるので。

 

想えば、2月3日に合格発表があって、その週末に鉄緑会の説明会。

 

その時点で親は、少なくとも冷静ではないんですよね。

 

代々木校舎での説明会は満席(夫婦で参加しているご家庭も)。

 

説明会終われば、隣の部屋で入会受け付け。

 

皆、隣の部屋に移動するし、指定校枠があるから、帰る訳にいかないよな・・・という心理状態になるんですよね。

 

そして、中学入学前に、お試し講座(春期講習みたいなもの)があって、親子にさらなる興味を持ってもらおうという試みも用意されています。

 

退会した本当のことを言うと、「どんな行事にも優先して(鉄緑会の)授業に出ないといけない」という先生の言葉に違和感を持ったから。

 

中学生の先生は、基本、現役東大生がアルバイトでやっているので、当たりハズレがあります。

 

初めて我が子を鉄緑会に入れてみて、やはり、最初から東大を目指す親子、医学部を目指す親子には合っているのではないでしょうか。

 

一方で、フツーの子、医者を目指している訳でもない子にとっては無理があるかもしれません。

 

中学受験を目指すのと一緒で、本人にその気がなければ、塾業界にお金を寄付するようなものかもしれません。

 

「SAPIX→鉄緑会」という流れがあるのは事実ですが、我が子の意思でその流れに乗る以外、親としては、立ち止まって、冷静に考える必要があると思います。

 

その流れ以外の道で成功した人の方がはるかに多いのですから。

 

では、また。