やりたいことを見つけよう
5月も最終日、中1の中間考査も終わったことでしょう。
開成中では高校になると「100傑、裏100傑」といった言葉があるように、現役で第一志望の大学に合格したければ100傑(上位100番)以内に入ろう、裏100傑(下位100番)以内は浪人の可能性あり、みたいな感じで、順位が出てしまいます。
また、難関私立中では「深海魚」という言葉もあります。
晴れて難関中に入学したにも関わらず、成績が低迷して底を這いつくばっているような状態。
浮上したくても浮上できない。
何で浮上できないのでしょう。
何で、授業に付いていけないのでしょう。
それは、入学後、「やりたいことが見つからない」ということが原因の一つにあると思うのです。
特に、「何が何でも○○中」という意識の中、小6時代を勉強一本で勝負してきたお子さんは危ない。
バーンアウト(燃え尽き)を防ぐには、親に責任があります。
だから、小6の忙しい時でも、何か、中学入ったらやりたいことを少しでもやっておいた方がいい。
中学に入ったらやりたいことを、小6の時から本人にイメージさせておきたいですね。
それが、受験勉強のモチベーションにもなります。
また、ギリギリで合格した子は入学後頑張らないといけません。
でも、ギリギリの合格でも、やりたいことがあって、授業が学校が楽しくなれば、間違いなく伸びるでしょう。
ただ、ギリギリ合格だろうが、余裕で合格だろうが、中2の中だるみが危険と言われます。
でも、意外と、中1の成績もその後を左右すると言います。
というのも、小6の2月に合格して約1ヶ月受験勉強から完全解放されてのんびり過ごすと、入学後約1ヶ月半後の中間考査で「裏100傑行き」のチケットをいただいちゃう可能性があるのです(これは学校によって違いますが)。
そこで、本人が「やべぇ」と奮起するのか、「凹んだまま」遅れを取るのか。
凹んだ後、「深海魚」に進化を遂げることは何としても阻止しないといけません。
入学後のモチベーションを左右するのは、やりたいことがあるかどうか。
これは親子で欠かせないミッションだと思います。
親としては、入学後のこともイメージして、我が子と接していきたいですね。
では、また。