次期学習指導要領で思うこと
小中学校における次期学習指導要領案が文科省から公開されました。
次期学習指導要領の施行は、小学校が2020年4月1日から、中学校が2021年4月1日からとされています。
一部の学校では、2018年から先行実施の模様です。
昨年から話題の「アクティブラーニング」という言葉は今回使われませんでしたが、「主体的・対話的で深い学び」という骨格は変わりないようです。
最難関私立中はもちろんのこと、SAPIXなどの塾なども、従来からアクティブラーニング的な学びをやっているので、そういう環境にいる方達からすれば「今さら感」があるかもしれませんが、少し危惧することが一つ。
「主体的・対話的で深い学び」をお題目として掲げるのは構いませんが、教える側も教わる側も土台が整っているのか?という、そもそもの問題があります。
教える側は試行錯誤しつつ、「主体的・対話的で深い学び」が達成できているのか確認する術がなく、教わる側も「主体的・対話的で深い学び」に取り組む集中力、理解力、表現力などが備わっていないと、空回りするかもしれません。
また、上位校は学習指導要領が改定されてもビクともしませんが(従来からやっているので)、下位校は基礎力が上位校より劣るところに、高度な「学び」を取り入れる余裕が無いかもしれない。
そんな感じで、学校の「二極化」が進む可能性があります。
中位校は、教育次第で上にも下にも行く可能性があり、親の「学校(志望校)を見る目」が試されると思うのです。
だから、「我が子を大学附属中高へ」という想いになるのは致し方ないですね。
我が家は、「荒波」に我が子を放り出したいので、附属中高は視野に入れていません(笑)
学校選択が難しくなる時代となりました。
では、また。