大手塾の学校別合格者数
首都圏大手塾の今春の学校別合格者数が出ています。
【中学受験の塾選び】首都圏の人気塾の合格力(2017年度版)…サピ・日能研・四谷・早稲アカ比較 | リセマム
今年もSAPIX強し。
四谷大塚は凄そうに見えるけど、早稲田アカデミーの合格者数が一定数含まれているから、注意しないといけません。
日能研は伸び悩んでますね(母集団1万人超)。
中堅校向けというイメージが定着しつつあるのでしょうか。
しかし、SAPIXの桜蔭の合格占有率68.4%って何???
SAPIXが凄いのは例年どおりですが、母集団が多い(約4,000名)ので、最難関校の合格率を比較してみると、グノーブル、ジーニアス、エルカミノといった約200名以下の中小塾の合格率は意外と高いのです。
合格者の割合ならサピックス以上も。首都圏難関受験で気になる少数精鋭学習塾5校 | 輝く中学受験
かと言って、このような中小塾に飛びつく前に、お子様を行かせたい学校の対策講座がどの校舎で開催されているのか、調べておかないといけません。
いずれにせよ、首都圏でSAPIX通うなら、上位クラス(α)にしがみついていないと、あるいは、早いうちに上位クラス(α)に上がらないと、後々挽回が大変です。
我が家の次男は、SAPIXのアルファベットクラスからのスタートです・・・
早くも下剋上。
では、また。
東大合格者
10日発表の東大合格者。
東大合格者数だけで、その学校の評価が決まる訳ではないけど、東大合格者が多い学校は、やはり、地頭の良い子がいて、その子達が引っ張っているという構図は、ある程成り立ちます。
今年の東大合格者の暫定値ですが、
開成11名↓の159名
麻布17名↓の78名
渋幕4名↑の78名
聖光2名↓の69名
栄光5名↑の62名
駒東5名↓の52名
海城18名↑の48名
早稲田7名↓の30名
という姿が見えます。
現役合格者が増えたのは渋幕と海城。
特に海城は2倍(昨年が酷かったから、その反動?)
また、入口(中学偏差値)と出口(東大合格者数)に差がある学校が今年も分かります。
出口が↑ 麻布、渋幕、海城、武蔵
出口が↓ 駒東、早稲田
いずれ、確定値が出るでしょうし、医学部合格者も判明するでしょうから、各学校の現状と、来春の偏差値予想が見えてきますね。
では、また。
受験ハウツー本
最近、安浪京子さんの本を読みました。
「中学受験 6年生からの大逆転メソッド」
受験ハウツー本としては、若干変わった内容で、面白かったです。
「塾を上手く使いこなす」といった感覚は普通持っていないでしょう。
「指導料1時間2万円 3年待ち」といった宣伝文句には、若干引いてしまいますが、たかだか1,620円の本から、何らかのヒントが得られるのであれば安いもんです。
世の中に受験ハウツー本はたくさん出回っていますが、私が参考にしていた本と言えば。。。
吉田たかよしさんの「有名中学に合格した子の親がやっていること」で、親子でクセ付け。
西村則康さんとSS-1代表の小川大介さんの「中学受験 基本のキ!」や、「もう悩まない中学受験」などは、テクニック的なところ、大手塾の情報などが参考になるでしょう。
学校情報などは、おおたとしまささんの本を参考にさせていただきました。
大学入試が大きく変わることもあって、今春の中学入試問題にも変化が出ています。
各学校が教育内容を変えようとしているので、入口である中学入試の出題も、「私の学校の授業についてこれますよね」というメッセージが表れるものとなってくるのだと思います。
塾に通わせてるだけ、テストが返却されたら点数・偏差値の確認だけでは、わが子は絶対に伸びません。
程よく、親が関与してあげないといけませんね。
では、また。
転塾
次男が転塾を決めました。
新学年で入塾して1ヶ月です(苦笑)
なぜ、親子で転塾を決断したのか。
1つは、その塾の、御三家はじめとした難関校の合格実績は、たった数百名足らずの生徒にもかかわらず(SAPIXは約5,000名)前年までは合格率が高かったけれども、次男が通う校舎の今回の2月の合格実績がイマイチであったため。
もう1つは、その塾が幅広く生徒を受け入れているため、変わった子が気になる次男にとって、残念ながら、気になってしまう変わった子が何人かいたため。
親としては、石橋を叩いて渡る的な次男に合わせて競争の激しいSAPIXは選択しなかったけど、
・本人から「上で挑戦してみたいな」という言葉あり
・ドラマ「下剋上受験」の影響
・SAPIX出身のお兄ちゃんの影響
なので、3月のSAPIX入塾テストに臨みます。
やっぱり、男の子だって、「決意」する機会が必要。
親としては、SAPIXや芦田愛菜ちゃんで注目されたNN(早稲田アカデミー)という「ブランド」を気にしてはいけない、と思っていたのですが、結局、SAPIXのお世話になりそう。
塾選びは本当に難しいです。。。
間口の広い日能研だって、東京には2系統あって、片方は「緩い系」、もう片方は「ガッツリ系」があって、そんなことすら、よく調べないと分からない。
通った校舎には、6年生になった時に、行きたい学校の志望校別コースが無いケースもある。
いずれにせよ、もしも転塾を思い始めたのであれば、「後悔する前に、転塾した方がいい」と思います。
それは、早ければ早い方がいい。
塾の進度がバラバラなので。
また、塾から帰ってきた我が子に、「今日の授業どうだった?」と具体的に聞いたり、ノートを見せてもらうと、我が子と塾の相性が何となく分かるものです。
塾に、我が子のすべてを任す訳にはいきませんからね。
では、また。
次期学習指導要領で思うこと
小中学校における次期学習指導要領案が文科省から公開されました。
次期学習指導要領の施行は、小学校が2020年4月1日から、中学校が2021年4月1日からとされています。
一部の学校では、2018年から先行実施の模様です。
昨年から話題の「アクティブラーニング」という言葉は今回使われませんでしたが、「主体的・対話的で深い学び」という骨格は変わりないようです。
最難関私立中はもちろんのこと、SAPIXなどの塾なども、従来からアクティブラーニング的な学びをやっているので、そういう環境にいる方達からすれば「今さら感」があるかもしれませんが、少し危惧することが一つ。
「主体的・対話的で深い学び」をお題目として掲げるのは構いませんが、教える側も教わる側も土台が整っているのか?という、そもそもの問題があります。
教える側は試行錯誤しつつ、「主体的・対話的で深い学び」が達成できているのか確認する術がなく、教わる側も「主体的・対話的で深い学び」に取り組む集中力、理解力、表現力などが備わっていないと、空回りするかもしれません。
また、上位校は学習指導要領が改定されてもビクともしませんが(従来からやっているので)、下位校は基礎力が上位校より劣るところに、高度な「学び」を取り入れる余裕が無いかもしれない。
そんな感じで、学校の「二極化」が進む可能性があります。
中位校は、教育次第で上にも下にも行く可能性があり、親の「学校(志望校)を見る目」が試されると思うのです。
だから、「我が子を大学附属中高へ」という想いになるのは致し方ないですね。
我が家は、「荒波」に我が子を放り出したいので、附属中高は視野に入れていません(笑)
学校選択が難しくなる時代となりました。
では、また。
一斉招集日
今日は建国記念日。
長男の中学受験がひと段落したので、忘れぬうちに受験記録を書き留めようと、ブログを「建国」してみました。
そして、今日2月11日は、男子難関校の一斉召集日。
出席しない場合は「入学辞退」扱いになります。
つまり、この日から「繰上合格」の波が来ます。
開成であれば、昨年は60名以上の繰上合格があった模様。
http://www.chu-jukennavi.net/pdf/sokuho17/others/kuriage16s.pdf
我が子が運よく合格した開成。
今日現在の大手塾の開成合格実績は、SAPIXは206名、早稲アカは82名。日能研は52名。四谷大塚は不明。
SAPIXは昨年の251名からかなり減っていますが、昨年もSAPIX生の繰上合格が30名近くいたようで、今年もそれなりに合格者の上乗せがありそう。
他の最難関校の合格者数を見ても、「SAPIX強し」に変わりはない感じ。
ウチの子はSAPIX以外に塾の「二股」をかけていたので、両方の塾に合格カウントされているはず。
合格実績なんてそんなもんです。
ちなみに、現時点での難関私立中の各塾合格実績は、このサイトが参考になります。
http://www.inc-reliance.jp/56877
塾選びは、塾全体の合格実績よりも、通うかもしれない校舎の合格実績を必ず確認すべきです。
どのクラスに位置していないと志望校に手が届かないか等々、分かってきます。
次男も塾通いが昨日から始まりましたが、お兄ちゃんとは違う塾。
現在の本人の性格とSAPIXのような大手塾が合いそうもないので。
SAPIXは、良くも悪くも「放置」です。
自らガツガツと勉強、質問、相談をしないと、置いてきぼりをくらう塾です。
我が子に合う塾の選択って難しいですよね。
ざっくりとした基準であれば、西村ソムリエのサイトが参考になるでしょうか。
http://nishimuranoriyasu.com/type.html
次男坊は、通い始めた塾でトップクラスに位置できればSAPIXへの転塾もあるかもしれませんが、こればかりは、「本人次第」なので分かりません。。。
では、また。